KONICA C35 MFD


みのかんのC35MFD
このカメラはジャンクの2台合体、つまりニコイチである。最初のジャンクを手に入れてから実に3年目の復活である。電池室液漏れによる故障のほかに、スイッチの接触不良、警告ブザ−の配線切れが主な原因。これらをいいとこ撮りで合体させたら完動品となったといわけである。
最近はあまり撮らなくなったが、古い町並みや村の風景にはこういうカメラが適している。柿の木があるかやぶきの家、板張りの家なんかには、このカメラで撮ってみたいと思っている。何故かこのC35シリ−ズは、写真を始めた頃の初心を思い出させてくれる。

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発売は1982年。
C35AFの発売が1977年、そしてC35AF2の発売が1980年である。3代目のC35AFはAFロック付きでしかも巻き上げ、まき戻しをオ−トにした。しかも日付けはQDとなった。
つまり今のAFコンパクトカメラの基本がここでやっと完成したわけである。かなりC35シリ−ズとしては大柄なボディである。
そしてこれを最後に、常にコンパクトカメラをリ−ドしてきたC35シリ−ズは終わりとなる。時代は電子シャッタ−に移行し、面白くもない便利なカメラが次々と発売される事になる。
AFのステップ数はたいしたことはないと思うが、せいぜいゾ−ンフォ−カスが自動になったくらいかと思っている。

ジャスピンコニカス−パ−
オ−トロ−ディングとAFロック